こんちゃ!ジーロンです。
新たに登場したAngel達
7月14日に発売された「Dusk til dawn(DtD)」では、強さと美しさと兼ね備えた「Angel(天使)」たちがたくさん登場しました。








これらの「Angel」は、新Prismと呼ばれている「Prism, Awakener of Sol」と相性のいい「Ally」です。
Allyはヒーロー同様に、相手を攻撃することができる味方カードです。攻撃にはAPを使用します。相手プレイヤーは、Allyの攻撃は防御できますが、Allyに対しての攻撃をオーナーが防御することは出来ません。詳しくはリリースノートを参照ください。
彼女たちは各々、攻撃した際に発動する能力を持っています。
その内容について今回は割愛しますが、それらの能力とは別に「Angel」たちが共通で持っている能力があります。
それは「Word 4」。
ダメージ軽減効果「Word」
「Word」は、自動かつ強制的にダメージを軽減する能力です。
あなたにダメージが与えられる場合に、そのダメージを「X」軽減する常在型能力。与えられるダメージに対して強制的に効果が働きます。詳しくはリリースノートを参照ください。
「Word」を持つカードは、その所有者が受けるダメージを軽減した後に破壊されます。
「Word」を持つカードが場にある状態でダメージを受けると、必ずその能力で軽減しなくてはなりません。
この効果をもつカードが複数場にある場合、どのカードから効果を発動するのか、その所有者が選択することが出来ます。
「Word」が適用されるのは、「ヒーローにダメージが与えられる場合」です。防御札やDRのような「防御値」を持つカードのように使用することはできません。
天使は触れると消滅する
「Angel」や「Dragon」のような「Ally」は、攻撃対象として選択できます。


「Ally」にはヒーローと同じように「ライフ」が存在するので、この数値以上で攻撃すれば倒すことができます。
しかし、基本一度しか攻撃できないGuardianにとっては、貴重なAPをエネミー打倒のために使っていては、いつまで経っても本体を攻撃することが出来ません。
これでは、天使を従える「Prism」に勝てっこないぞ…。

…なんていう心配は必要ありません。
「Angel」の対策は、もっとずっとシンプル。
その答えは「Prism本体を思いっきり殴る!」です。
「Word 4」を持つ天使たちは、Prismがダメージを受ける瞬間に盾となって消滅します。
4点のダメージを軽減する「Word 4」ですが、受けるダメージが1点の場合でも軽減効果が適用されますし、ダメージ軽減後そのカードは破壊されます。
つまり、ダメージを1点でも軽減させることができれば、天使は消滅するのです。
もう一つの軽減「Spectral Shield」
Prismには、もう一つのダメージ軽減手段(というかこっちが元祖)「Spectral Shield」があります。

…なので「Spectral Shield」が場にある場合、防御を抜けたダメージが「Angel」のWord発動前に軽減されてしまう可能性があるのです。
天使に届け!この1点!
「Angel」や「Spectral Shield」は、Prismにとって強力な攻撃手段でもあるので、早めに対処しておきたいところ。
特にGuardianにとっては、これらが場に増えると対処しきれません。
そこで、今回紹介したい装備品が「Vambrace of Determination」です。
Vambrace of Determination
ターン中1度だけの Attack Reaction – 1コスト : 次のダメージ軽減効果で軽減できるダメージは、攻撃値「1」分少なくなる。
こちらが防御する場合に、1コスト支払っても構わない。そうした場合、「Vambrace of Determination」は 防御値+1とBlade break.を得る。(戦闘チェーンが閉じたとき、これが防御に使用されていた場合、破壊します。)
この腕装備は、ARとして起動させると相手の使用したダメージ軽減効果を減少させます。
例:ダメージを4点軽減→ダメージを3点軽減
減らせる値は攻撃値「1」なので、アーケンダメージには意味がありませんが、この効果を利用して、Prismの手札や軽減カードを剥がしていきます。
AACと組み合わせる
Prismは、仮にダメージが通って「Word」が発動すると「Angel」を失うことになります。
それを阻止するために、ディフェンドステップで攻撃を止めたり、防御を抜けたダメージを「Spectral Shield」で軽減したりします。
なので、「Vambrace of Determination」(以下Vambrace)を使って軽減効果をすり抜けるためには、まず相手が防ぎ辛い攻撃を仕掛ける必要があります。



例えば、3コスト攻撃値7のAACで攻撃したとします。
これを完全に止めるには、手札を基本3枚は切らなきゃならんわけですが、次の行動を考えるとPrismとしては、そうしたくない。
最低でも2枚の防御札に抑えて、抜ける1点は「Spectral Shield」で軽減するのが得策です。
しかし「Vambrace」は、それを許しません。
Prismの「Spectral Shield」がひとつだった場合、「Vambrace」の起動で「Spectral Shield」の軽減効果が「0」になり、ダメージがすり抜けます。(Seismic Surgeが割れてればAAC+Vambraceで3コスト)
すり抜けたダメージを軽減するために「Angel」の「Word」が発動し、天使が破壊されるのです。
また、他にもBravoの効果で「Crippling Crush」をdominate付きで打ったとします。(この場合も、Seismic Surgeが割れてれば、Crippling Crush+dominate+Vambraceで9コスト)
Prismの装備品は防御値を持たない場合が多いので、手札1枚の防御で8点のダメージが期待できます。
都合のいい話だと、「Angel」が3体場にいて「Spectral Shield」が0枚の場合、「Vambrace」の起動で3体とも破壊することが可能です。
Anothosと組み合わせる
AACに比べるとプレッシャーは劣りますが、「Anothos」との組み合わせもオモシロイ動きができます。
うまく行けば「Spectral Shield」を3体抜けて「Angel」にダメージが届きます。
要注意のDR


1枚で防御値6を持っている「Soul Shield」や、攻撃対象を強制する「Arc Light Sentinel」は、こちらの目論見を打ち砕くカードです。
試合中は、ピッチや使用枚数に注意が必要です。
あまり目立たない「Vambrace of Determination」ですが、PrismやKano相手にトリッキーな動きができるので、結構好きな装備品です。
天使に手こずってる守護者の方は、ぜひお試しあれ〜
それじゃまた。ジーロンでした。ばいばい!
Vambraceの使いみち。