こんちゃ!ジーロンです。
待望の日本語版発売!!
2024年5月31日に、待望の日本語版「霧隠の秘境(MST)」が発売されました!パチパチ
待ちに待った日本語版です!このタイミングでFaBを始めてみようと考えていた方も多いはず!
MSTで参入した、3名の新規ヒーロー「エニグマ」「ヌゥ」「ゼン」。
さぁ!!この中から最初のヒーローを選ぶのじゃ!
…と、それでもいいんですが、既存のヒーローまで選択肢を増やすと、もっとFaBを楽しむことができます。
構築済みBLITZデッキ
MSTの1つ前のパック、HVYでも同じようにBLITZデッキが存在します。HVYでは5名の新規ヒーローが登場したので、新規+(Rhinar)6種類のデッキから選ぶことができます。
HVYは、力と力がぶつかり合う闘技場がテーマなので、豪快かつシンプルなヒーローが多いのが特徴です。MSTの日本語版で遊んだ後なら、英語版とはいえ、結構すんなりプレイできると思います。
僕はGuardianがメインのプレイヤーなので、HVYのブリッツデッキの中では「Victor」と「Betsy」がいいよ〜。と言いたいところなんですが…。
MST環境に入って、正直Guardianの立ち位置が非常に厳しい…。
まぁ、そんなことにはめげず!今から紹介していくわけなんですけど!笑
BetsyのBLITZ構築済みデッキ
じゃあ、「Victor」と「Betsy」どっちが良いのって話ですが、最近の僕は「Betsy」推しなので、今回は「Betsy」の公式BLITZデッキについて話させてください!
リストはこちら↓
Betsy
あなたがコントロールする攻撃が“weger”するたび、あなたは2コストを支払ってもよい。そうした場合、その攻撃はP+1と“overpower”を得る。
Betsyは、“Weger”(賭け)が大好きなヒーローです。こちらの攻撃が当たるか否か、“Weger”するたび、その攻撃を強化できます。
インベントリのカード
High Riser
ターン毎に1回のアクション– 3コスト:攻撃
このターンにあなたがカードを引いていた場合、これはP+1を得る。
「High Riser」は、あなたがドローしたターンのみ攻撃値が上がります。FaBでは、基本のドローはターン終了時なので、戦闘前に何らかの方法でドローしない限り、攻撃値UPの恩恵は得られません。
ですが、このBLITZデッキでは、「Stacked in Your Favor」か「Gold」トークンでしかドロー手段がないので、「Gold」を持て余さない限りパンプは望めません。
しかし、「Gold」を青ピッチで使用した場合は、1リソース余るので、「Money Where Ya Mouth Is」+「High Riser」の流れが、少ない手札でも可能になります。
Bloodied Oval
「Bloodied Oval」の防御値は、あなたよりもライフが大きい敵のヒーローの数に等しい。
Blade Break(刃壊)
テキストは回りくどい書き方ですが、要するに自分のライフが相手よりも少ない時だけ、防御値1の盾になります。それ以外タイミングでは、防御値0。
これは、UPF(FaBにおける多人数戦)を前提にしたテキストなので、1対1のBLITZ戦では「自分の方がライフ少ない時だけ防御値1」って覚えておけばOKです。
Blade Break(刃壊)は、一度防御すると壊れてしまう装備品なので、できるだけ温存しておきたい気持ちもあります。ですが、お互いのライフが少なくなるほど調整が難しくなるので、機会があれば早めに使ってしまってもいいと思います。
Good Time Chapeau
Betsyの専用装備品
アクション- あなたがコントロールするGoldを破壊する:このターンのあなたの次の攻撃は、「これがヒーローを攻撃するとき、“Might”と“Vigor”をwagerする」を得る。続行
Temper
Betsy専用の頭装備で、Goldを支払えばどんな攻撃にでも“Weger”をくっつけます。防御値も高くて、これからBetsyの構築を強化していく中でも、ずっと採用される1枚だと思います。
最後の詰めとして、どんな攻撃にでも“weger”付与→“overpower”付与(Betsy)が可能になるので、最後まで残しておきたい装備品ですね。
Vigor Girth
アクション – これを破壊する:“Vigor”を生成する。続行
Blade Break(刃壊)
名前の通り、破壊することで“Vigor”を生成します。当然ですが破壊すると防具として使えないし、防御に使えば“Vigor”は得られません。
“Vigor”は、自分のターン開始時に強制的に壊れて、1リソースを生み出すトークンです。
しかし、次のターンに“Vigor”を活用するプランが見えていないと効果は薄くなります。
なので、無理に割ろうとせず、防御用の装備品として温存しておくのが良いと思います。
Gauntlet of Might
アクション – これを破壊する:“Might”を生成する。続行
Blade Break(刃壊)
「Vigor Girth」の“Might”版です。破壊すると“Might”が出ます。
考え方は「Vigor Girth」と同じですが、パンプすることで効果が得られる「Concuss」などが手札にある場合は、「Gauntlet of Might」を割って“Might”を生成しておく方法もあります。
Stand Ground
その場合、「Vigor Girth」も一緒に割っておけば、防御値が「Stand Ground」に集約される形になるので、トークンを出しながら防御値も確保できます。
あなたが“Might”をコントロールしている場合、これはD+1の修整を受ける。
あなたが“Vigor”をコントロールしている場合、これはD+1の修整を受ける。
Temper
この時、防御値2(1+1)の修正を受けている「Stand Ground」を防御に差し出した場合、チェインが閉じるタイミングでD-1カウンターが乗ります。防御値は「1」。これは壊れません。
このまま、相手のターンが終わって自分のターン開始時に、“Might”と“Vigor”が割れると「Stand Ground」のベース防御値は0になるので、カウンター分のマイナスで、防御値は「-1」。
ですが、「Stand Ground」は壊れません。
Temperを持つ防具の特徴は、“防御に差し出したチェインが閉じるタイミングで防御値が0になってれば破壊される”というものなので、たとえ防御値が「-1」の状態でも、もう一度防御に参加させない限り、「Stand Ground」は壊れません。
例えばこの後、「Good Time Chapeau」が付与する“weger”に勝利するか、「Pint of Strong and Stout」をプレイして、“Might”と“Vigor”を生成すれば、防御値1の装備品として、もう一度だけ活躍してくれます。
デッキの中身
Weger持ちAAC
これがヒーローを攻撃するとき、あなたはそのヒーローに○○○を“weger”することができる。
Betsyの能力は、“Wager”を宣言した攻撃を対象にします。なので、テキストに“wager”を搭載してるこれらのAACは、手軽に強化できる相性◎のカードたち。
たとえば「Wage Gold」のプレイ時に、「Gold」を“wager”することを宣言し、その後Betsyのコストを支払えば、「Wage Gold」は攻撃値8になり“overpower”を持ちます。
“overpower”は、防御側のプレイヤーがその攻撃に対し、アクションカード(AC)で防御する際、その枚数を1枚に制限します。(アクションカード以外なら何枚でも防御可能)
ん?じゃあ…“dominate”の劣化版?のような印象を受けるかもしれませんが、両方とも違った強さがあります。
- 「dominate」
防御側のヒーローは、手札から1枚のみのカードでしか防御できない。 - 「overpower」
防御側のヒーローは、複数のアクションカードでは防御できない。
大きな違いは“overpower”には「手札から…」という指定がないことです。例えばMechanologistのEVO装備↓
このカードは、プレイすると装備品に重なって、このカード自体が新しい装備品となり、場に残ります。EVO装備のカードタイプを見ると、“Action”と書かれています。
つまり、EVO装備もACと見なされるので、手札からACを防御に使えば、場にあるEVO装備で防御できないし、EVO装備で防御すると2枚目のEVOや手札のACは防御に使えないことになります。
Money Where Ya Mouth Is
このターンのあなたの次の攻撃は、攻撃値 +nを獲得し、「これがヒーローを攻撃するとき、あなたは“Gold”トークンを“wager”してもよい」を得る。(nはテキストに書かれた数字)
パンプと“Wager”付与を同時にこなせる、Betsyのマストカード!
「Money Where Ya Mouth Is」の効果は武器にも有効なので、青2ピッチから↓
…までが、1つの流れで扱いやすくてオススメ。
パンプ系オーラ
あなたのターンの開始時にこれを破壊し、その後、このターンの次のGuardianの攻撃はP+nの修正を受け、「これがヒーローを攻撃するとき、あなたは○○○を“Wager”できる。」を得る。(nはテキストに書かれた数字)
「Bigger Than Big」と「Big Bop」は、Betsyにとっての重要なカードです。
これらのカードには、続行がありません。プレイするとそれだけでターンが終了してしまうので、非常に使いづらい面もあります。
しかし、その代わりに次のターン、コストなしで大きなパンプと“Wager”付与の恩恵が得られます。
例えば、オーラを置きたいターンに腕と胴体を割ってトークンを出しておけば、足の防御値を確保しながら、次のターンの巨大な一撃の下準備ができますし、赤オーラが割れたターンに「Over the Top(赤)」をプレイすると、それだけで11点“overpower”をぶちかませます。
追加効果のAAC
これらのカードは攻撃値がベース値以上に上がっていれば、追加効果が現れます。
- Command Respect
→ヒットした場合、相手の格納庫のカードを1枚破壊。 - Over the Top
→このカードは、overpowerを得る。 - Concuss
→ヒットした場合、相手は手札のカードを1枚捨てる。
都合よく“Might”がない場合は、「Money Where Ya Mouth Is」やパンプ系オーラで攻撃UPを狙ってもいいし、頭装備で“Wager”付与すれば、Betsyの能力でも追加効果を狙えます。
Smack of Reality
Tower– このカードの攻撃値が13以上の場合、「これがヒーローにヒットしたとき、そのヒーローがコントロールするオーラ・トークンをすべて破壊する。」
Towerを達成するために4点以上のパンプが必要になるカード。コスト的にもパンプ系オーラと組み合わせるのが現実的ですが、なかなかに活躍させるタイミングがムズカシイカードです。
ただ、シンプルに9点パンチは強力なので、アタッカーとしては優秀です。
Stacked in Your Favor
続行
防御中、あなたの攻撃アクションカードはD+1を得る。
あなたのターン開始時、このカードを破壊し、カード1枚を引き、その後、手札からカード1枚をデッキの一番上に置く。
アタックアクションカードの防御値を上昇させるユニークなカード。
“続行”を持つ、数少ないGuardianのオーラカードですが、コストが重めということもあって扱いは難しめ。
先行・後攻問わず1ターン目に置くことができれば、次のターンまでダメージを防ぎやすくなるのと「High Riser」のパンプを狙えます。
ゲーム中盤でプレイする際は、格納庫を経由して手札の要求枚数を減らし、「Stacked in Your Favor」の後に攻撃手段を用意しておくと、効果的に相手のターンをやり過ごすことができます。
Lunging Press
対象の攻撃アクションカードはP+1を得る。
このデッキ唯一のリアクションカード。攻撃値を1点伸ばすだけ。ただそれだけですが、これがなかなか良き働きをしてくれます。
例えば、赤の「Command Respect」や「Concuss」は攻撃値6なので、防御値3のカード2枚でちょうど止められます。そんなビタ止めをされた時の「Lunging Press」は、かなりイヤラシイ。攻撃値がアップするので、リアクションタイミングで追加効果も発動します。
0コストのARなので、格納庫や手札が1枚でもあれば、このカードの存在を匂わせることができます。
Pint of Strong and Stout
“Might”と“Vigor”を生成する。
続行
最後は「Pint of Strong and Stout」!
「Stand Ground」や、パンプで追加効果を得るAACへつなげるカードです。
もし、初手で手札にあれば、まずは一杯ひっかけてからゲームに望みましょう。
デッキの回し方
相手ヒーローによって少しずつ戦い方が変わると思いますが、このデッキで戦うときは、基本的に先行をもらうようにしてください。
ほとんどのヒーローでは、後攻が攻撃面で有利なんですが、Betsyの場合は先1で「Bigger Than Big」か「Big Bop」を置いて、格納庫にAACを伏せる動作を優先したいです。
後攻でも同じことができるのですが、先行を渡してしまうと相手が格納庫にカードを伏せた場合、オーラを置いた次のターンに、相手の100〜120%の攻撃を受けることになります。
もし、最初の手札にオーラがない場合でも、無理に全手札を使った攻撃はしないで、赤AACや「Money Where Ya Mouth Is」を格納庫に伏せる前提でハンマーを振ります。
Betsyを始めGuardianクラスは、「AACのコストが重たい」&「続行が無い」ので、高出力の攻撃を毎ターン維持するのが苦手です。無理に毎ターン攻撃をしようとすると、手札温存のためにライフを失いすぎてしまいます。
できる限り高出力の攻撃ができるように、①ハンマーを振る。②格納庫に伏せる。だけのしゃがみターンが増えても焦らず、攻めと守りの波を意識したいです。
特にBetsyは、“weger”がヒットすることで初めて、ゲームを有利な方向へ進めることができます。1点でも高い攻撃を仕掛けることで相手の手札に圧を掛けて、たとえヒットしなくても、手札を多く削れればOKの精神で臨みたいですね。
今回は、公式のBetsy構築済みBLITZデッキをテーマにしてみました。新しいヒーローに興味が出た時、構築済みで遊んでみるのって基礎を知る意味でも良いと思うんですよね。いきなり90%完成のデッキを使うより、60%位(これは失礼)から、自分で足りないと思う部分を補強していく方が勉強になるというか、楽しい。
あと、このBetsyデッキや他の構築済みは「FaBrary」のヒーロー別ページから飛べる、デッキリストの中にあるので、実物を購入する前に、そこから「Felt Table」や「Talishar」で遊んでみることができます。(ほんとに助かります。ありがとう。有志の皆様。)
試してみてね!
それじゃまた。ジーロンでした。ばいばい!
日本でも本格始動のFaB!!