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【FaB】やられる前にやれ!攻撃重視の脳筋構築MachoBravoを考える【BLITZ】

こんちゃ!ジーロンです。

うおぉー!パワぁぁー!!

BLITZはCCの簡易版?

FaBには、対戦フォーマットがいくつか用意されています。

その中でも、イベントで主流なのがCCとBLITZです。

「FaB初心者におすすめ」とされるBLITZフォーマットは、その名の通りとても展開の早いゲーム性を持っています。

40枚の山札、約20ポイントのライフ、そしてBLITZ専用のヒーローたち。

「まずはBLITZから」と言われる最大の理由は、デッキの枚数が少なくカードを揃えることがCCよりも簡単だからです。

しかし、BLITZは単なる「CCの簡易版」ではなく、ゲーム性からCCと異なる部分もあります。

苛烈なダメージレース

その理由のひとつは「ライフポイント」。

CCの半分(約20ポイント)のライフは、ヒーローによっては1ターンに出せる最大火力の射程圏内であり、わかっていてもそれを防ぐのは難しい。

「Kano」や「Kassai」、「Chane」などはその代表格であり、BLITZイベントの顔ですね。

これらのヒーローに比べて、1ターンの最大火力が劣る「Bravo」は、この苛烈なダメージレースが苦手です。

GuardianのAACは防御値が高い分、それなりの攻撃値を求めると、他のクラスに比べてプレイコストが跳ね上がる傾向にあります。

そのため、高い火力を出すために要求される手札の枚数が、他のヒーローに比べ多くなります。

これはつまり防御で手札を消費すると、攻撃が成り立たなくなるということ。

なので、バランス型のBravo構築では相手の赤帯AACが減るまで「Anothos」を振りながら耐え抜き、ダメージの滲んだ相手のライフを、SPなどで押し切る戦法が一般的です。

また、単純な殴り合い性能で劣るなら、防御面に全振りする「ファティーグ型」で勝ちを狙う手もありますが、Bravoはこれにおいても「Oldhim」や「Yoji」ほど器用に守りに徹することが出来ません。

…というより、BravoのSP「Crippling Crush」や「Star Struck」が “攻めによる防御” をコンセプトにしているので、これを最大限に活用したほうがいいのです。

100対100

仮に、あなたの手札4枚と相手の手札4枚(100対100)の状態で、互いのライフポイントが尽きるまで殴り合ったとします。

対面ヒーローにもよりますが、ほとんどの場合は “Go again” やコストの関係で、ダメージレースに勝つのは相手側です。

なので僕たちが勝利するためには、100対100の殴り合いを、100対80や100対60に抑えなければらないわけですが、バランス型の構築で漠然と防御をしていると、攻撃のための手札が減り、この殴り合いを60対80や40対100の状態で続けることになります。

特にライフの少ないBLITZでは、テイクで受け止められるダメージに余裕がなく、切り返しのチャンスを見逃せばズルズルとライフが削られて負けてしまいます。

問1、ならば、どうするか?

A.防御を忘れて全力で殴る☆

…というわけで
今回はこんな脳筋構築を考えてみました↓

攻撃型BLITZ構築 「Macho Bravo」

相手よりも先に殴り勝つをコンセプトにした、攻撃型BLITZ構築 「Macho Bravo」では、3つの攻撃パターンを中心に試合を展開します。

Discard

とは言ったものの、先述した通り単純なダメージレースでは勝ち目が薄いので…

まず1つ目に、ハンデスを狙います。

僕たちの大好きは「Pummel」や「Tear Asunder」、BravoSPの「Crippling Crush」は相手の手札を捨てさせる効果を持っています。

これを積極的にプレイしていくことで、相手の防御に関わらず強制的に100対80、100対60の状況を作り出します。

Bravoが使用可能なDiscard効果を持つカードは、飛んでいくダメージも大きいので、

「防ぎきれないから、防御札切らずにDiscard分だけ破棄…」

…という択もBLITZでは取りづらく、手札への圧はかなり大きくなります。

装備品が邪魔だ!

しかし、前半のDiscardや後半のdominateを狙う時にジャマなのが相手の装備品です。

試合開始と同時に相手の装備品の総防御値を確認してください。
(試合の最後はdominateで削り切る事が多いので、常に装備品の防御値は把握しておきましょう。)

Bravo対面では、dominateを警戒して装備品は温存されがちですが、相手が装備品で防御するタイミングは大きく分けて3つです。

  1. 手札が最高に良い場合
  2. DRを持っている場合
  3. とにかく被弾を避けたい場合

こちらとしては、早々に装備品を使ってくれるのであればどれでも構わないのですが、贅沢を言えば②or③が理想的です。

まず②ですが、「Sink Below」や「Fate Foreseen」などの0コスDR以外の、DRや軽減系Instantは使用するためにコストが必要なので、手札を1〜2枚消費します。

ダメージこそ通らないかもしれませんが、これは実質手札を消費させているので、相手の次の攻撃は薄まります。

でもやっぱり、一番の理想は③です。

「Crippling Crush」や「Star Struck」をつかって、このパターンで装備品を使用させることができれば、その後の展開が楽になります。

装備品を防御に引きずり出したい場合は、dominate付与後のAAC攻撃値が相手の手札と装備品でギリギリ防げる値であるタイミングが効果的です。
(ただその場合は、相手の手札が残ってしまうので注意。)

逆に①を許してしまうと、次のターンの攻撃が恐ろしいですが、ここで防御札を切りすぎるとテンポを取られてしまうので注意。

たとえ①の場合でも、装備品のみの防御では、どうにもならない場合は②or③になるので、やはり毎ターン攻撃し続けることが大切です。

多段攻撃

2つ目として、多段攻撃を仕掛けます。

これにも「手札を剥がす」「装備品を使わせる」役目があります。

以前公開した「Guardianだって多段的に攻撃できるんだいっ!」ってのがこの↑記事です。

多段攻撃によるダメージは、合計15点を超える火力なので、相手も何らかの防御手段を取らざるを得ません。

Discard効果に比べると圧力は弱いかもしれませんが、弱いターンを作らないために必要です。

制限系Crush効果

3つ目に挙げるのは、「Spinal Crush」や「Star Struck」などの制限系Crush効果です。

これらのAACは、Crushすると相手の行動が制限されるので、Discard効果同様に相手を全力防御に誘導できます。

攻撃を持続させる

  • Discard
  • 多段攻撃
  • 制限系Crush効果

以上、3つの攻撃パターンを毎ターン打ち続け、相手に優位を渡さないというのが「MachoBravo」の目標とする立ち回りです。

そのため今回のリストでは、より確実にCrushやオンヒットを通せるよう、Guardian腕装備の鉄板「Crater Fist」を「Goliath Gauntlet」に変更しています。

「Goliath」には防御値が無く、破壊することで攻撃値を2ポイント上昇させる装備品ですが、この効果は意外に大きい。

例えば、攻撃値11の「Crippling Crush」は、Crushを防ぐために8点の防御値が必要です。

これは、装備品を除けば手札約3枚分に相当しますが、「Goliath」の効果で攻撃値13になると、必要防御値は10点になり手札約4枚分となります。

また、フィニッシャーとして採用している「赤マッチョ」に効果を乗せれば、攻撃値12(dominate)になり、射程範囲が広がります。

DR抜いちゃった…

また、一般的なバランス型Bravoとの大きな違いは “赤のDR” を採用していない点です。

今回紹介してる構築「MachoBravo」は、基本的に防御のことは考えず殴り続ける脳筋デッキなので、攻めのタイミングで手札に紛れ込んだ「Sink Below」が邪魔になったりして、リストから抜いちゃいました…。
(Kano対面でも腐るし…)

ただ、これによってARが豊富な「Uzuri」や「Dorinthea」対面では不安がありますが、BLITZで「Uzuri」をあまり見かけないのと、「Dorinthea」の「Reprise」はノーガードの場合には効果が乗らないので、まぁまぁ…

ただ、青の「Unmovable」だけは邪魔にならないので採用してます。
(…ほんとにいいのかこれで。)

基本的な立ち回り

最後に「MachoBravo」の立ち回りについて、少しだけ解説させてください。

先行or後攻

後攻有利は変わりませんが先行の場合は、手札が良くても“Seismic Surge”の生成とArsenalにカードを伏せることを優先してください。

ただ、相手の装備品に防御値がほぼない場合(合計2以下)で、手札が「Spinal Crush」か「Star Struck」+青3枚だった場合は、dominate付与して殴るのもありです。

あとは、「Show Time!」と「Thunder Quake」を含む青4枚の場合は、「Show Time!」でSPサーチ→「Thunder Quake」を“Heave”でターンエンド。

相手の攻撃をCoPで防御→Arsenal入れ替えを行えば、次のアクションフェイズを“Seismic Surge”×3、手札6枚(内1枚SP)で開始できます。

手札の確認

2ターン目以降は手札を確認して、先述した3つの攻撃パターンの内で可能なものを実行します。

もし、手札が全て青帯や「Pummel」+青3枚とかなら↓

  1. “Seismic Surge”生成
  2. 「Anothos」で殴る
  3. 「Pummel」は使わない→Arsenal

…の定番の流れで少しでも相手の手札に圧を与えます。

手札2枚残しの2リソ浮きは、「Pummel」を匂わすブラフになります。ここで相手が過剰に手札を切ってくれれば儲けものです。

「Pummel」はAACに乗せてDiscardを狙いたいので、序盤で無理にAnothosに乗せる必要はありません。

防御の仕方

防御は基本的にしません!…ただ、DiscardやArsenal破壊のオンヒット効果がある場合は手札で防御してください。

そのほか、ヒーローによって防御が必要な場面は、その場の状況によって無数にあるので省略します!体で覚えましょう!

装備品はフィニッシャーを打ち込むタイミングまで残しておきます。

特に頭のCoPは、手札にSPや赤マッチョが回ってきた際にリソースが足りない場合のArsenal→手札に使うので無駄遣い厳禁です。

短期決戦を意識

Guardianにあるまじき考え方ですが、「被弾しながらでも先に殴り勝つ」ことを意識してください。

もともと守りを意識してないリストなので、弱気になるとムダにライフが減っていきます。

いつものGuardianらしさは忘れて、大胆に攻めてください。

フィニッシャーのタイミング

こちらの攻撃の圧が続くと、けっこう早い段階で相手の装備品が剥がれると思います。

基本的に赤マッチョもしくは、Dominate付与のSPがフィニッシャーです。

タイミングは相手のライフが5以下で、装備品の防御値がない、もしくは防御値2以下でArsenalが空っぽのときです。

この状況で「Goliath」を乗せることができれば、防御札(防御値3)+DR or Instant(4軽減)から5点抜けでゲームエンドを狙えます。

最後に

僕自身「Bravo」で試合を重ねる中で、他のGuardian(Valda姐さんは例外)と同じように「もっと防がなきゃ…もっと堅く…」と防御に意識を傾けすぎて、DRもりもりの後ろ向きな戦い方が定着していました。

そんな自分のクセみたいなものを取っ払うために生まれたのが、今回の問題作「MachoBravo」です。

半分ネタで使い始めた構築ですが、使ってて結構楽しい。

30戦ほど試して勝率は五分五分↓

これだけ語っておいて勝率5割かよって感じですが、「最近勝てなくなったんだよなぁ」って感じてるBravoプレイヤーに試してもらいたいのです。

BLITZ限定の話になりますが、忘れかけてた「攻めの気持ち」を思い出させてくれると思います。

Bravoの魅力再発見のキッカケになればうれしいっす。

それじゃまた。ジーロンでした。ばいばい!