こんちゃ!ジーロンです。
プロジェクトブルーでテラを考える


《テラ》は、昨年発売された「1st STRIKE(ファースト・ストライク)」で登場したBlitz専用ヒーローです。
タレントを持つBlitz守護者としては《オールディム》以来で、現在でも《羊頭の堅盾》や《種子の王冠》を装備した、護り硬めの構築で活躍中です。


《テラ》のヒーロー能力は、「自分のピッチゾーンに“大地”のカードがある場合、終了フェイズ開始時に1リソースを支払って“剛力”を作成する」というもの。
僕の考えるPB構築は「ヒーローの個性にフルベット!」をコンセプトにしているので、今回も《テラ》が生み出す“剛力”に注目して、デッキ構築をしていきます。
PB構築ルールのおさらい
公式いわく実験的なフォーマットだよ〜ってことなんで、今後細かな調整はあるとして、今のところ構築ルールはこんな感じです↓
- 使用ヒーロー:コモンorレアのみ
- デッキ構築:コモンorレアのみ
- デッキ枚数:装備品含めて55枚
(対戦時の山札は40枚ジャスト) - 採用可能枚数:各カード各色2枚まで
- 禁止カード有り↓


槌と盾の選択


武器は《レッドウッド・ハンマー》を選択
このハンマーは「1st STRIKE テラデッキ」に収録されています。
今回のリストには、2コスト以下のカードと、青の“大地”カードが多く含まれているため《アノーソス》や《巨人の鉄槌》では、条件を満たせない場面が目立ちました。
既存の“大地”カードには、D3が少ないので、防御値の補填として《鋼織りのバックラー》を装備しておきたいのもあります。
装備品の選択



装備品には、《Ironhide》シリーズを選択。
《テラ》のヒーロー能力は、相手の終了フェイズ開始時にも使用できます。
防御時にコストが必要な《Ironhide》を差し出して、“大地”カードをピッチすれば、防御しながら浮リソースを使って“剛力”を作成できます。
ただ、この装備品は基礎防御値が「0」です。「手札を温存したいから装備品だけで防御」という動きができないので、使いどころに注意。


胴装備だけは《老練の波刻み》を選択。
「蒼海の秘宝」で登場した優秀なコモン胴装備カードです。
似たようなスペックでは《春の目覚め》が存在しますが、防御値や起動できるタイミング的に《老練の波刻み》の方が使い勝手良さそうですね。



1リソースを絞り出せれば、《テラ》の能力や、ACプレイ時に現れる妖怪「いちたりない」を撃退できます。リソース面で困ってなければ、D1の装備品としてライフを守ってもろて。


サイドボードには、定番ABの《虚空のルーン》シリーズの他に、DR代わりになる《草花の守り》と、“剛力”作成を加速させる《力の手甲》をチョイス。
今はまだPBで遊べる機会が少ないので、実践不足感はありますが、普段日の目を浴びないカードたちを試せるのは面白いですね。
剛力で何するの?

“剛力”トークンは、自分のターン開始時に強制的に壊れます。
次の攻撃値が上がる効果は、“剛力”が壊れたターンのみです。“剛力”を作成したターンには、適応されないので注意しましょう。
もし、“剛力”が壊れたターンに攻撃を行わなければ、攻撃値のパンプ効果は無かったことになります。
だから!なんとしてでも攻撃したい!
キーカードは《Thump》



今回の構築で、キーカードになるのは《Thump》。
このAACは、攻撃値が基礎値より大きくなると、“圧倒”とヒット時1ハンデスを得ます。
“剛力”の効果を利用すれば、他のパンプ系ACに頼らず《Thump》のテキストを活かせます。
PBはBlitzと同じライフで、防御性能の高い装備品が少ないため、シンプルに“圧倒”を持つ攻撃が強力です。汎用DRも禁止されてるんで、ほとんどの場合は攻撃がヒットします。
剛力を作成する
せっかくなので、《テラ》の能力以外でも“剛力”を作成しちゃいましょう。
力の種子


《力の種子》は、シンプルに“剛力”を作成するだけのアクションカード。
“続行”を持たないので、プレイするとAPが無くなっちゃうんですけど、“大地の連携”によって、プレイ時に“大地”をピッチすれば、作成する“剛力”が1つ増えます。
《力の種子》が2コストなので、青の“大地”カードをピッチすれば《テラ》の能力と合わせて、3〜4個の“剛力”が作成できます。
先攻1ターン目にプレイしたいカードですね。
一杯の強い酒


《一杯の強い酒》もまた、良きカード。
効果テキストよりフレーバーテキストのが長い。
試合半ばでは、ちょっと使いづらい寄りですが、先後1ターン目に《一杯の強い酒》をグビッと飲み干して動き始めるのは、プレイ感的にそそられるものがあります。


“剛力”と一緒に“活力”も作成されるので、次のターンにプレイする《Thump》や《マッチョ・グランデ》のリソースを補填できます。
攻撃時も剛力作成


“剛力”の作成は攻撃時にも行えます。
《蕨の手叩き》は、“大地の連携”によって“剛力”を作成します。
青ピッチ2枚から《殴打》を乗せて、浮き1リソースから《テラ》で“剛力”作成まで持っていければ、嬉しくて小躍りしちゃいます。
《力の優位》は、武器の攻撃値も上げられます。“剛力”の効果がない場面でも《Thump》をパンプさせられるので、重宝します。
防御時も剛力作成


もちろん、防御時も“剛力”の作成を怠りません。
《林冠の保護》は、防御時に“剛力”を作成します。D2なのが少し気になりますが、青の“大地”カード枠としての役割もあるので、採用ポイント高めです。
《堅忍不抜》も“剛力”を作成する防御系カード。こっちはダメージを軽減する効果なので、秘術ダメージに対しても有効です。“剛力”を作成するためには、ダメージを1点でも軽減しておく必要があるので注意。
肉壁

“剛力”を作成するカードではないんですけど、今回のリストだと《肉壁》が、活躍します。
“剛力”が自分の場にある時に、このカードで防御すると、墓地からAACを1枚デッキトップに戻せます。墓地に落ちた《Thump》や、青の“大地”カードを回収すれば、その後の動きが安定しやすくなります。
剛力を増幅する


《花盛り》も《林冠の保護》と同じく、「1st STRIKE テラデッキ」のみに収録されてるカードです。
このカードをプレイすると、次の攻撃がパンプする最初のタイミングで、上昇する攻撃値が増えます。


《花盛り》の効果は、“剛力”に限らず、《レッドウッド・ハンマー》や《急成長》の効果にも適用されるので、案外応用が効きます。
実用的な青の“大地”カードは、何枚あってもいいですからね。
サイドボード


サイドボードに関しては、まだまだ改良の余地ありです。とりあえず青の“大地”カードで、特定の場面を対策できるやつを入れてます。PBを遊べる環境が増えて、いっぱい試行錯誤できる日が楽しみです。
全然話変わるんですけど、1つ嬉しい発見がありまして。

《聖域の印》あるじゃないですか。
レアの「印」シリーズってMARVELあるのに、CCやBlitzだと正直使われてるとこ見かけないんですよね…もしかしてPBならワンチャンあるんじゃないですか?
このシリーズ活躍できればいいなぁ。
場に出した時、テンションあがるだろうなぁ。
はい。先走りました。
サイドボード固定枠です。
それじゃまた。ジーロンでした。ばいばい!
PB提案の第2回目はテラおじ!