こんちゃ!ジーロンです。
National Championship USA
先日行われた「National Championship USA」で、Majiin氏のヴァーダンスが優勝を果たしました。おめでとうございます!
この快挙と同時に、「蒼海の秘宝」で登場したばかりの『グレイビィ・ボーンズ』が、決勝戦までコマを進めたことにも驚きです!
『グレイビィ』は、海賊“盟友”と共に戦う死霊術師。APが限られる守護者クラスが、非常に戦いにくい相手です。何か対策を考えておかないと間違いなく苦戦します。


『グレイビィ・ボーンズ』の基本的な動きについては、FaB公式記事「アーモリーデッキ「グレイビィ・ボーンズ」徹底解説」をどうぞ。
海賊団の船員たち


『グレイビィ』の戦闘の要である“盟友”たちには、防御値がありません。なので、戦闘チェインで防御に差し出すことが出来ません。
じゃあ“盟友”を気にせず、本体を殴り続ければ勝てるのでは?
試しました!序盤は調子よく本体を攻撃できても、“盟友”が並んでくるとやっぱり無視できない。攻撃コストが“タップ”の船員たちに、ジリジリ追い詰められます。
ならば、“盟友”を除去し続ければ、最終的に船員が枯渇して勝てるのでは?
試しました!“盟友”に集中してると、相手の好き放題されてしまうので、それもつらい。
結論:バランスが大事。
なので、今回は“盟友”の除去に役立ちそうな“汎用カード”を試して行きましょう。
イカれた仲間を紹介するゼ!
“盟友”の討伐は、“盟友”を知ることから始まります。
しかし、僕はまだ船員たちのことを詳しく紹介できるほど、彼らと親しくありません。
なので、せめて海賊“盟友”のライフ別一覧だけでも作ってみました。

こうして見ると、ライフポイント3の“盟友”が一番多いんですね。
武器に《アノーソス》を選べば、ライフ4まではピッチ1枚。ライフ6まではピッチ2枚で対応できそうです。“続行”を持つAACを採用するなら、P3を基本とするのが良さそう。
追加報酬



《追加報酬》は、ヒットで“金貨”を作成します。赤でもP3なので攻撃値は低めですが、格納庫からのプレイで、0コス“続行”は助かります。
『ヴィクター』なら、ヒット時の“金貨”生成から1ドローを得られるので、その後の攻撃リソースを増やすことが出来ます。

ただ、《アンカ》が場にいる場合は注意してください。彼はこちらのドロー時に1枚手札を捨てさせる効果を持っています。
じゃあ先に《追加報酬》で《アンカ》を倒しちゃえばいいのでは?
ダメなんです。《アンカ》の起動能力はインスタントなので、《追加報酬》にスタックできます。
Brandish



これがヒットすると、このターン次の武器による攻撃が攻撃値+1を得る。
続行
《Brandish》がヒットすると、次の武器攻撃がパンプします。つまり、この効果で《アノーソス》が最大攻撃値はP7になり、《ウェイラー》のライフに手が届きます。



P3《Brandish(赤)》なら、倒せる船員が増えますが、P1《Brandish(青)》でも《リンピット》や《リガーモーティス》を狩りながら、《アノーソス》へ繋げられます。


ですが、ここでも注意したい船員がいます。船医《ソーボーンズ》は、『グレイビィ』もしくは、海賊“盟友”へのダメージ軽減効果を持っています。
《Brandish》→《アノーソス》で《ウェイラー》を倒そうとしても、《ソーボーンズ》がいると、ダメージ軽減によって倒しきれなくなります。
しかも、コイツ船医なのにP6あるの強すぎ。殴られると結構痛い。嫌いです。
拳には拳を

《拳には拳を》には、上手くいけば“盟友”を最大3体まで倒せる可能性があります。
あと、このカードは「殴打」の対象にもなります。『グレイビィ』は、ヒーロー能力でルーティングを行えますが、“盟友”が手札に混ざりやすい分、十分な防御が出来ず、すんなり攻撃が通ることがあります。
《拳には拳を》+《殴打》で無理やり本体を殴り、手札を剥ぎながら、オンヒット効果で《リンピット》や《リガーモーティス》を狩るのも良いかもしれません。
命には命を



《命には命を》は、ヒット時にライフを1点回復します。
“続行”を得るためにはライフの調整が必要ですが、調整したライフをヒット時に少しだけ取り返せます。
これで“盟友”を倒しなさいと言わんばかりに、《命には命を(赤)》のみが「蒼海の秘宝」で再録されてます。
傷には傷を

なんか《〇〇には〇〇を》ってカード名シリーズ化されてますね。
アグロのお供《傷には傷を》です。
もはや説明不要。ライフ調整さえ出来てれば「0コスP4続行」。
使い勝手が良くて、とても頼りになります。
墓守り



《墓守り》。このカードは、ヒーローを攻撃したタイミングで墓地のカードを1枚追放します。つまり、墓地で順番待ちしてる“盟友”を追放できます。
厄介な船員には、安らかに眠ってもらいましょう。
執拗な鞭打ち



《執拗な鞭打ち》。守護者の相棒ジーロス君。『ヌゥ』がLLに昇格したので、P6〜8の青AACが気兼ねなく採用できるようになりました。これによって、このカードはもちろん《古代霊の覚醒》もリストに戻せます。ありがとう。ほんとうにありがとう。
剛力無双

《剛力無双》は、このカードを防御したカードの攻撃値が、このカードより小さければ“続行”を得ます。
“盟友”への攻撃は防御できないので、その場合は確定で“続行”です。
守護者が条件を満たせるP6“続行”は超貴重。《古代霊の覚醒》もそのうちの1つですが、手札の要求値が高いのと、基礎攻撃値が「0」なので、P6で“幻影”に対してポッパーの役割もする《剛力無双》はとても優秀です。
啓示の一撃

《啓示の一撃》は、手札が真っ赤っかの時も安定して打点を出せる救世主です。
海賊“盟友”に対して、P5続行orP7を選択できるため、これ一枚で全ての船員のライフに手が届きます。ただ、このカードでデッキボトムにカードを送ると、《アノーソス》の条件を満たしづらいのが難点です。
ミダスの金蝕

《ミダスの金蝕》。コストの高い“盟友”を破壊すると、その分“金貨”を渡しちゃうから微妙じゃない?という意見もありますが、背に腹変えられません。
でも、できるだけ低コストの“盟友”を対象にして、高ライフは殴って倒しましょう。
『グレイビィ・ボーンズ』のリストは、守護者並みに青比率が高くなってます。“金貨”がたくさん貯まると、青ピッチでリソースを増やしながら、手札のルーティングをされてしまいます。


そうなるとピッチゾーンに青のカードが溜まって、“満潮”を持つ《戦隊帆船》や《蒼海の大覇船》が飛んできて、「ヒェ…」となります。
できるだけ“金貨”は与えたくないですね…。
そこまでするかと言われたら…



“盟友”討伐のことを考えてると、《スナッチ》や《金鉱堀り》に《刃閃の反射》で“続行”つけて…だとか、0コス“続行”AACの採用枚数を増やして…だとか、色々やりたくなります。
でも、“盟友”討伐のみにとらわれて、歪んでしまった自分のリストを見て我に返ります。
バランス大事って言ったじゃん!
“盟友”を駆使するヒーローとの対戦は、苦しいけど楽しい。カードリストを見返す機会をくれたり、こうやって色々試してみたくなるので、僕は好きです。“盟友”対策もデッキが歪まない程度の良いバランスを見つけたいですね。
いっぱい練習して、グレイビィ海賊団に打ち勝ちましょう!
それじゃまた。ジーロンでした。ばいばい!
盟友討伐は苦手です…